官能小説:元カノは人妻だった(3章:交錯する熱)

元カノは人妻だった(3章:交錯する熱)です。

エッチシーン続きます!

3章:交錯する熱

健太の部屋で迎える初めての夜。
由梨は玄関を上がると、無意識に部屋の隅々に目を走らせてしまう。
(他の女の痕跡……ないよね?)
洗面所の棚、クローゼットの奥、ソファのクッション――
どこかに“誰か”の気配が残っていないか、つい探ってしまう。
「なんか……男の部屋って感じだね」
「やっぱり? 片付けたつもりだけど」
「ううん、落ち着くよ。健太の匂いがする」
(この部屋も、健太も、今は全部私のもの)

ソファでテレビを見ながら、由梨は健太の手にそっと指を絡める。
「このソファ……誰かと使ったことある?」
「……由梨が初めてだよ」
「ふふ、そう」
(本当に? でも、今は信じたい)

ベッドの上、由梨は健太の胸板に唇を押し当てながらシャツのボタンを外す。
「ここ、前より厚くなった?」
「筋トレ始めたからな」
「……私、こういうの好きかも」
(前の人は……全然違った)

由梨が自分からブラのホックを外すと、健太の目が熱を帯びていくのがわかる。
「由梨……綺麗だ」
「こんなふうに、他の人にも言ってた?」
「……由梨だけだよ」
(今だけは、私だけを見て)

健太のパンツを下ろし、由梨はそっと彼のものに触れる。
その熱と硬さに、思わず息を呑む。
(前の人より……いや、比べたくない。でも、どうしても頭をよぎる)

「健太……」
由梨はゆっくりと先端に唇を重ね、舌で優しく舐め上げる。
唾液が絡みつき、いやらしい音が部屋に響く。
「ん……どう?」
「すごく……気持ちいい」
健太の声が少し震えているのが分かる。

自分の舌が彼を這い上がるたび、健太の呼吸が荒くなっていく。
(私、こんなこと……前はしなかった。今は、健太の反応が見たい――)

由梨は根元まで深く咥え、手で優しくしごきながら、睾丸を舐める。
健太の腰が思わず跳ねる。
「やばい……由梨、上手すぎる……」
(誰に教わった? そんなこと思わないで。今は、ただ由梨が欲しい)

健太の中に、どうしようもない嫉妬と征服欲が渦巻く。
(前の男にも、こんなふうにしてたのか? いや、今は俺だけのものだ)

やがて健太が限界を迎え、由梨の口の中に熱いものが溢れる。
「ごめん……もう、我慢できなかった」
由梨は静かにそれを受け止め、唇をぬぐう。
「大丈夫……健太の全部、ちゃんと感じたよ」
(私の中に、健太だけを残したい)

しばらく抱き合い、息を整える二人。
健太は由梨の髪を撫でながら、心の奥で燃え上がる独占欲と、どこか拭いきれない劣等感を感じていた。
(俺だけが、由梨をこんなに乱せる男でいたい)

やがて、由梨は健太の上に跨り、ゆっくりと自分で彼を導く。
先端が熱く濡れた入口に触れた瞬間、二人の吐息が重なる。
「……健太、動かないで。私が、全部感じたいから」
自分の手で彼をしっかりと握り、ゆっくりと腰を沈めていく。

亀頭がゆっくりと膣口を押し広げ、奥へ進むたびに、由梨の身体が震える。
(やば、前の旦那より気持ちよすぎる!?何でだろう?この前のエッチで健太の形になってしまったから?いや、そんなこと考えたくない。でも、今の私の中にいるのは健太だけ――)

「……あっ、やば……っ」
膣奥がじんじんと疼き、挿入しただけで軽く絶頂の波が駆け抜ける。
腰が勝手に跳ねてしまい、思わず健太の胸に爪を立てた。

「由梨……大丈夫?」
「うん……でも……これ以上、動いたら……本当に、すぐイっちゃいそう……」
由梨は自分でも驚くほど敏感になっていることを自覚し、しばらくそのまま動けずにいた。
膣内が健太をぎゅっと締め付け、微かな動きでも快感が増幅される。

「……少しだけ、このままで……」
自分の奥が健太の形をしっかりと覚え、膣口の奥で脈打つ感触に、息を詰める。
(やばい、これ……私、もう壊れちゃうかも……)

やがて、由梨はゆっくりと腰を揺らし始める。
「……少しずつ、動くね……」
最初は浅く、ゆっくりと。
膣内に擦れる感覚が、また新たな快感を呼び起こす。
「んっ……あっ……やばい……」
動くたびに、また軽く絶頂の波が押し寄せ、膣奥がきゅんきゅんと収縮する。

「健太……見て……私、こんなに感じてる……」
鏡越しに自分の腰が上下する様子と、快感に歪む表情が映る。
その姿に、さらに興奮が高まる。

健太は由梨の腰に手を添え、下からゆっくりと突き上げる。
「由梨、すごく熱い……締まってる……」
「健太、そんなこと言わないで……でも、嬉しい……」
由梨の膣内が健太を包み込み、二人の動きが徐々に激しくなっていく。

ベッドのスプリングがきしみ、汗と愛液の混ざった音が部屋に響く。
由梨は健太の首筋に噛みつき、爪を立ててしがみつく。
「健太……もっと、奥まで……私を壊して……」
(健太のものが、奥まで届くたびに、心まで貫かれていく気がする。前の誰よりも、私を満たしてほしい)

健太もまた、由梨の反応に煽られ、無意識に腰の動きを速めていく。
(前の男より、絶対に満足させたい。由梨は俺だけのものだ――)
由梨の膣がきゅっと締まるたび、征服感と劣等感が交錯する。

「由梨……もう、俺も……」
「うん、一緒に……全部、出して……」
健太は由梨を強く抱きしめ、奥深くまで突き上げた。
熱い精液が膣内に溢れ、由梨はその感触に全身を震わせる。

(ああ、健太の全部が、私の中に……。全部、私だけのものにしたい――)
健太もまた、由梨を腕の中で強く抱きしめ、征服感と幸福感が胸を満たしていく。
(あの男より、絶対に……由梨を幸せにする。俺だけの女に――)

二人はしばらく動けずに、汗ばんだ身体を重ね合ったまま、余韻に浸った。

「もう、やばい……何度もイっちゃって……いきつづけて死ぬかと思った……」
「大丈夫?」
「うん……幸せすぎて、もうどうにかなりそう……」

由梨は健太の胸に顔を埋め、涙をこぼす。
「健太……お願い、ずっと一緒にいて……」
「もちろん、離さないよ」

二人は抱き合い、熱いキスを交わす。
そのまま何度も体を重ね、夜が明けるまで互いを求め続けた。

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