官能小説:元カノは人妻だった(4章:ラブホの夜・前編)

元カノは人妻だった(4章:ラブホの夜・前編)です。

エッチシーン続きます!

4章:ラブホの夜・前編

「ねぇ、健太……今日は、ちょっとだけ冒険しない?」

由梨がそう言ったのは、週末の夜、駅前の居酒屋を出た帰り道だった。
健太は一瞬戸惑ったが、由梨の瞳の奥に、どこかいたずらっぽい光が宿っているのを見て、思わず頷いていた。

タクシーに乗り込み、向かった先は、ネオンがきらめくラブホテル街。
二人でラブホテルに入るのは、実は初めてだった。
学生時代は、そんな余裕も勇気もなかった。
「本当に、入るの?」
「うん……大人になったし、たまにはいいでしょ?」
由梨は少しだけ頬を赤らめ、健太の手を強く握った。

選んだ部屋は、壁一面が鏡張りの、いかにも“ラブホ”らしい空間。
大きなベッド、ムーディーな照明、そしてバスルームには広いジャグジー。
「すごい……なんか、映画みたい」
「緊張してる?」
「……ちょっとだけ。でも、健太と一緒なら大丈夫」

部屋に入ると、由梨はベッドの上に座り、周囲をきょろきょろと見回した。
「ねぇ、あの鏡……全部見えちゃうんだよね」
「そうだな……由梨、すごく綺麗に映ってる」
「やだ、見ないでよ」
「でも、見たい。今夜は全部、見せてほしい」

健太は由梨の隣に座り、そっと肩を抱き寄せる。
二人の唇が重なり、すぐに熱が高まっていく。
鏡越しに映る自分たちの姿が、どこか現実離れしたようで、不思議な興奮を覚えた。

「……お風呂、入ろっか」
由梨がそっと立ち上がり、バスルームへと向かう。
健太も後を追い、二人で服を脱ぎ合う。
由梨の素肌が、浴室のライトに照らされて艶やかに輝く。
「なんか、恥ずかしいね」
「すごく綺麗だよ、由梨」

ジャグジーにお湯を張り、二人で肩まで浸かる。
泡の中で肌が触れ合い、自然と距離が縮まる。
由梨は健太の膝の上に座り、首筋にキスを落とす。
「お風呂の中で、こういうの……初めて」
「俺も。なんか、すごくドキドキする」

健太は由梨の背中を撫で、濡れた髪を指で梳く。
由梨の胸元にそっと手を伸ばし、泡の下で優しく包み込む。
「ん……やだ、泡越しなのに、すごく感じる」
「由梨の肌、すべすべだな」
「健太の手、熱い……」

由梨は健太の首に腕を回し、身体を密着させる。
泡の中で、二人の身体が重なり合う。
健太は由梨の胸にキスを落とし、舌でゆっくりと円を描く。
「やだ……お風呂で、こんなに……」
「もっと、触ってもいい?」
「うん……健太になら、全部……」

由梨の脚が健太の腰に絡みつき、二人の呼吸が次第に荒くなる。
泡の下で、健太の指が由梨の太腿から内側へと滑り込む。
「んっ……そこ、だめ……でも、気持ちいい……」
「由梨、すごく濡れてる」
「泡のせいだけじゃ、ないよ……」

健太は指先で由梨を愛撫し、由梨は小さく喘ぎ声を漏らす。
「やばい……お風呂なのに、こんなに感じちゃう……」
「全部、見てるよ。由梨の可愛い顔も、体も」
「やだ……でも、もっと見て……」

健太が由梨の敏感な部分を指で優しくなぞると、由梨は小さく震えながら、健太の肩にしがみつく。
「もう、だめ……イきそう……」
「大丈夫、全部受け止めるから」

由梨の体が健太の上で大きく跳ね、浴槽の水面が揺れる。
「はぁ……はぁ……お風呂でイっちゃうなんて……」
「すごく綺麗だったよ、由梨」

由梨は健太の首筋にキスを落とし、今度は自分から健太のものに手を伸ばす。
「健太も……気持ちよくなって……」
「由梨……もう、我慢できない」

由梨は自ら健太のものを導き、ゆっくりと自分の中に受け入れる。
「あっ……お風呂の中で……すごい……」
「由梨、すごくきつい……」
「泡が……ぬるぬるして、変な感じ……でも、すごく気持ちいい……」

健太は由梨の腰を抱き、ゆっくりと動きを合わせる。
浴槽の水音と二人の吐息だけが響く。
「由梨……もう、限界……」
「一緒に……イきたい……!」

由梨は健太の肩にしがみつきながら、何度も絶頂を迎える。
健太も由梨の中で、全てを解放した。
「はぁ……すごかった……」
「私も……お風呂で、こんなに感じたの初めて……」

二人はしばらく、泡の中で抱き合ったまま余韻に浸った。

やがて由梨が、濡れた髪をかきあげながら微笑む。
「ねぇ……この後、ベッドでもっとすごいこと、してみたい?」
「もちろん……由梨となら、どんなことでも」

二人は浴室を出て、バスローブを羽織りながらベッドルームへと向かった。
鏡張りの部屋、ラブホテルならではの小道具、そして新しい刺激が、二人を待っている――

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