小説タイトル「禁断の神託と運命の絆~異世界のエッチに溺れて戻れない?~」
主要登場人物
・沙織(27歳):地球から信託のために異世界に転生されたOL。結婚して3年、拓也(30歳)という夫がいたがその結婚生活は冷めていた。1年はほぼレス状態
・カイル(28歳):異世界で出会った王子。信託のために沙織を強制的に誘う
第1章:召喚の夜と神託の囁き
サブタイトル:運命の始まり
東京の雑踏を抜け、沙織(27歳)はいつものように残業を終えてアパートに帰る。白いブラウスにタイトなスカート、肩に食い込むバッグ。夫の拓也(30歳)は海外出張中で、2週間音沙汰なし。
結婚3年目、最近は会話も減り、沙織の心は冷え切っている。「あーあ。こんなはずじゃなかった。こんな生活、いつまで…?」と呟きながら、コンビニの袋を握る。
夜道の街灯がチカチカと揺れ、突然、視界が白く光る。「え…何!?」沙織の体が浮き、意識が遠のく。
目を開けると、冷たい石の床。薄暗い神殿、壁には炎が揺らめき、異国の香が漂う。
沙織は立ち上がり、ブラウスが汗で肌に張り付くのを感じる。「ここ…どこ…?」
周囲にはローブ姿の男女、額に宝石を嵌めた老人が沙織を見つめる。
「選ばれし娘よ。神託により我々の世界へ召喚された。」老人の声は低く、荘厳だ。
沙織の心臓がバクバク。「召喚?冗談でしょ!?私、ただのOL…!」パニックで声を荒げるが、誰も動じない。
神殿の奥から、足音。革の鎧に身を包んだ男、カイル(28歳)が現れる。「来たか、カイル」
肩幅広く、短い黒髪、鋭い緑の瞳。傷だらけの腕と無骨な剣が戦士の証。沙織の目が一瞬、彼に吸い寄せられる。
「こいつが…?」カイルの視線が沙織を貫き、ゾクッとする熱が背筋を走る。(何、この人…!怖いのに…なんか、ドキドキする…?)。
「彼女が神託の娘か。」カイルの声は低く、沙織の肌に響く。老人が頷き、「神託の儀式で結ばれ、敵の闇を打ち払う。それが運命だ。」
「儀式?結ばれる?何!?」沙織は後ずさる。
地球の夫、拓也の顔がチラつく。「私、結婚してるんです!こんなの…無理!」叫ぶが、老人の目が厳しくなる。
「神託に逆らうは死。娘よ、受け入れなさい。」沙織の膝が震え、恐怖が胸を締め付ける。
(死ぬ…?こんな知らない世界で…!拓也、ごめん…)
カイルが近づき沙織の腕を掴む。力強い指、熱い感触。「怖がるな。俺も望んでねえ」彼の言葉はぶっきらぼうだがどこか優しい。
沙織の心が揺れる。(この人…冷たいのに、なんで安心するの…?)
神殿の中央、円形の祭壇へ導かれる。床には複雑な魔法陣、炎が青く揺らめく。
沙織のブラウスが薄暗い光に透け、胸のラインが浮かぶ。羞恥で顔が熱くなる。
「こんなとこで…何するの…?」声が震える。
老人が詠唱を始め、魔法陣が光る。「神託の儀式は、心と体を結ぶ。選ばれし者同士、聖なる契りを。」
沙織の頭がクラクラしてきた。「心と体…?まさか…!」(まさかエッチなこと!?ダメ、夫がいるのに…!)。
カイルが沙織の前に立ち、距離を詰める。息遣いが近く、男の匂いが鼻をつく。沙織の体が勝手に熱くなる。
「嫌なら目を閉じろ。」カイルの声は低く、沙織の耳に響く(怖い、もう逃げられない…)。
カイルの手が沙織の頬に触れ、ゆっくり唇を近づける。沙織は目を閉じ、「や…ダメ…!」と囁くが、体が動かない。
カイルの唇が沙織の唇に触れる。
柔らかく、熱い感触。その瞬間に沙織の拒否感が消えた。頭が真っ白、ゾクゾクした電気が背筋を走る。(激しい、これがキス…?こんなの、拓也とだってしたことない!)。
カイルの舌がそっと沙織の唇をなぞり、口内に滑り込む。「んっ…!」沙織の声が漏れ、羞恥で顔が燃える。
体の奥が疼きブラウス越しに乳首が硬くなる。沙織にとってキスだけで感じるのは初めての経験で戸惑った(ダメ…!こんなの、感じちゃダメ…!)。
キスが深まり、カイルの手が沙織の腰に回る。ブラウスの布越しに、熱い指が肌を押す。
沙織の腰がビクッと震え、膝がガクガクする。「や…離して…!」沙織はカイルの胸を押すが、力が入らない。
(この熱…!何なの?)。
カイルの唇が首筋に滑り、軽く吸う。
「ひっ…!」沙織の声が裏返る。
首筋の敏感な部分を刺激され電撃のような快感が下腹部へ走る。(こんなところにキス…!拓也はこんなところにキスしなかったのに…)。知らない性感帯を責められて更なる混乱が襲う。
そして沙織の体は裏切った。ショーツが湿り、太ももがキュッと締まる。羞恥と恐怖、でもどこか初めての経験に次に何が起こるのかと期待が混じる。
負けては駄目だと思い起こし「こんな…ダメ!」と叫ぶ。
その時、突然に神殿の扉がバンッと開く。ローブの男が叫ぶ。「敵の襲撃だ!」炎が揺れ、沙織はハッと我に返る。
カイルが剣を手に、沙織を庇う。「下がってろ!」彼の背中、傷だらけなのに頼もしい。沙織の心がざわつく。(この人…守ってくれるの…?)。
老人が叫ぶ、「儀式は中断!娘を守れ、カイル!」沙織は混乱の中、カイルに手を引かれ神殿の奥へ。
暗い廊下、足音が響く。沙織のブラウスが汗と緊張で張り付き、胸が上下する。
「何…これ、敵って!?」カイルは振り返らず、「闇の軍。神託の娘を狙ってる。」沙織の恐怖がピークに。
(私、なんでこんな目に…!拓也、助けて…!)。
廊下の先、隠し部屋へ。カイルが扉を閉め、二人きり。沙織は壁に寄り、息を切らす。
「ここなら…しばらく安全だ。」カイルの声は落ち着くが、沙織の心は乱れる。
「安全って…!私、帰りたい!地球に!」
叫ぶが、カイルの緑の瞳が沙織を捉える。「帰れるかは神託次第。お前が鍵だ。」
沙織の膝が震える。「鍵…?私、ただのOLなのに…!」
(こんな世界、怖すぎる…!)。
カイルが近づき、沙織の肩に手を置く。「怖えなら、俺を信じろ。」
その言葉に、沙織の心が少し軽くなる。(信じる…?この人に…?)。
部屋の隅、簡素なベッド。沙織は座り、ブラウスを握りしめる。
カイルが水差しを差し出す。「飲め。落ち着く。」沙織は受け取り、震える手で飲む。
水が喉を通り、ようやく息が整う。「ありがとう…」と呟く。
カイルが隣に座り、沈黙。沙織の目が彼の傷だらけの腕に。(この人…戦って、傷ついて…)
。「カイル…あなた、戦ってるの?」沙織の声に、カイルは一瞬目を逸らす。
「…守るためだ。昔、守れなかった奴がいる。」その言葉に、沙織の心がチクッと痛む。(守れなかった…?カイルにも過去が…)。
沙織のブラウスは開き、汗で透けた胸元が見える。カイルの視線が一瞬そこに。沙織はハッと気づき、腕で隠す。
「や…見ないで…!」羞恥で顔が熱くなる。
カイルは苦笑い、「悪ぃ。気にするな。」でも、彼の瞳に熱が宿る。沙織の体がまたゾクッっとする。(なにこの感覚…!そうださっきのキスを思い出して…!)
カイルが立ち上がり、「休め。儀式は明日だ。」
沙織は頷くが頭は混乱した。(明日…また、あんなこと…?ダメ、夫がいるのに…!
でも、この世界…カイルしか頼れる人がいない…捨てられたら私はもう終わりかも…逃げようにも逃げられない)。
部屋の外、遠くで剣の音。沙織の恐怖が再び高まる。
「カイル…敵、来るの?」カイルは扉に耳を当て、「まだ遠い。寝ろ。」
沙織はベッドに横になるが、眠れない。ブラウスが肌に張り付き、体の火照りが消えない。(さっきのキスの余韻が残っている…なんで、こんな気持ちに…!)。
カイルが床に座り、剣を磨く。沙織の目が彼の背中に。傷、筋肉、寡黙な横顔。(この人…怖いのに、なんで惹かれるの…?)。
沙織は目を閉じ、夫の顔を思い出す。「拓也…ごめん…」と呟くが、カイルの熱い唇が頭を離れない。
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